5 Dec 2015

身に染みる寒さに、春を今か今かと待ちわびる日々です。
雪解けの暖かな陽気が冬の終わりを告げ、春を迎えるのはいつ頃になるのでしょうか。
春の始めとなる“立春”は2月4日頃のことをいいますが、立春の前日に厄払いとして節分の日があり、その日を境に気温が上がり始め春の訪れを知らせてくれます。
この立春について、実はよくわからないという人は多いのではないでしょうか?
日にちすらいつなのか曖昧、そもそも立春の意味や節分との関係性や違い、立春を過ぎての寒中見舞いなど、知らないと恥をかく可能性すらある、とても重要な立春について説明します。
立春とはいつの事?2016年の日にちは?
今年(2016年)の立春は、2月4日(木)となります。
1年間を毎年変動する太陽の角度(太陽黄経)で24等分にして季節を分け、立春~大寒までのことを総称して『二十四節気』といい、その最初にあたる1年の始まり第1季節が立春となります。
立春はこの太陽黄経が315度のときで、大体2月4日ごろにあたるとされます。そのため、必ず2月4日というわけではないですが、多くの人が2月4日が立春の日だと勘違いしてしまっていますね。
また、四季のことを春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)と書くように、1年の始まりの季節は春、すなわち1年をスタートするにあたり大きな節目となり、この立春が年明けであるお正月と同じようにとっても大切な日というわけです。
次に立春と大きな関わりがある、節分との関係についても説明しておきます。
立春と節分との違いについて
立春は毎年日にちが変わるものであるということがわかりましたね。
そこで、立春と関係性の深い節分との違いについてですが、節分は季節の変わり目の前日に行う行事であり、季節の変わり目は邪気が生じると考えられたことから、そのよろしくない邪気を新しい1年を迎える前に追い払うことで、気持ちの良い1年をスタートすることができるのです。
そのため、立春と節分が同じようであるものと勘違いされる方がいらっしゃいますが、行う日にちや意味合いが違うため関係性は深いものの別物となります。
立春は新しい1年をスタートするめでたい日であり、節分はこれまでの1年に区切りをつけ邪気払いする日であるということです。
節分で豆まきなどをして邪気=鬼を退治し、悪いものとおさらばして新しく始まる1年の無病息災を願い、立春を清々しい気持ちで迎えましょうねというわけです。
最後に、大人として知っておかないと恥をかくかも!?いまさら聞けない、立春を過ぎての寒中見舞いについて書いておきます。
立春はいつまで?寒中見舞いは遅い?
年賀状のお返し、もしくは年賀状をお正月に送ることができなかった場合などに送る、『寒中見舞い』ですが、いつまでに送らなきゃいけないのかご存知でしょうか。
この話の流れで行くとすでにお察しかと思いますが、2月4日頃の立春に入る前日、節分の日までには届いていないと恥をかいてしまう可能性が。
寒中見舞いとは、寒い季節に相手の健康を気遣って送るお便りであるため、これから暖かくなる春の始まりである立春を過ぎてしまうと、何を今更…と思われてしまっても仕方がないのです。
なので、もし遅くなってもお便りを送りたいということであれば、『余寒見舞い』として送れば問題ありません。
(そんなものまであったの!?と少しびっくりですね。)
余寒見舞いとは、春になっても残る寒さを“余寒”といい、寒中見舞いと同じように相手の健康を気遣って送るお便りです。
季節の変わり目は寒暖の変化により、体調を崩しやすくなりますよね。そんなときに届くお便りになるため、とても嬉しいものになると思います。
まとめ
新しい1年がスタートする立春をきちんと迎えることで、素晴らしい1年になることでしょう。
ちなみにですが、立春に決まってなにかやることがあるというわけではないため、神社にお参りに行ったり、新しいことを始めるきっかけにしたり、それぞれ気持ちをリセットできるような何かを行う日にするとよいでしょう。
今年も努力が報われる1年でありますように!
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